生成AI時代の子どもの学び|AI時代だからこそ大切な「自分で考える力」
「ChatGPTなどの生成AIを、子どもが勉強に使っている」
そんなご家庭も、少しずつ増えているのではないでしょうか。
実際に、2026年に行われた調査では、小学5年生から高校3年生の子どもを持つ保護者のうち、48.6%が「子どもが勉強や宿題で生成AIを利用している」と回答しています。
生成AIが、子どもたちの学習にも身近な存在になりつつあります。
では、AIが勉強をサポートしてくれる時代に、子どもたちに必要な力とは何なのでしょうか?
今回の調査結果から見えてくるのは、
「AIを使う力」と同時に、「自分で考える力」がますます重要になっているということです。
小中高生の約半数が勉強や宿題で生成AIを利用
2026年に行われた「子どもの学びの変化に関する実態調査」では、小学5年生から高校3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000人を対象に、生成AIの利用状況などについて調査しています。
その結果、子どもが勉強や宿題で生成AIを利用していると回答した保護者は、48.6%。
内訳を見ると、
●ほぼ毎日:12.0%
●週に数回:22.8%
●月に数回:13.8%
となっています。
つまり、現在では約2人に1人の子どもが、何らかの形で生成AIを学習に利用していることになります。
生成AIは、もはや「一部の人が使う新しい技術」ではなく、子どもたちの学習にも入り始めていると言えるでしょう。
AIがあれば、勉強を一人でできるようになる?
生成AIを使えば、分からない問題について質問したり、説明をしてもらったりすることができます。
分からないことをすぐに質問できるという意味では、とても便利な学習ツールです。
しかし、AIが普及すればするほど、
「AIに教えてもらうこと」と「自分で考えて理解すること」は同じなのか?
ということを考える必要があります。
今回の調査では、生成AIや無料の学習コンテンツが広がっている中でも、82.2%の保護者が「子どもの学習には人による指導が必要」と回答しています。
AIやデジタルツールが便利になっても、人が教えることの必要性を感じている保護者が非常に多いことが分かります。
保護者が学校や塾に求めているのは「自分で考える力」
では、保護者は学校や学習塾に、どのような教育を期待しているのでしょうか。
調査では、
「自分で考える力・主体的に学ぶ姿勢の育成」
が38.3%で最も多い回答となりました。
続いて、
「思考力・判断力・表現力の育成」
が33.5%となっています。
ここから見えてくるのは、単に知識を覚えるだけではなく、
- 自分で考える
- 自分で判断する
- 自分から学ぶ
- 自分の考えを表現する
といった力が、これからの教育でますます重要になっているということです。
AI時代だからこそ「人が教える」意味がある
AIは、質問に答えたり、分からないことを説明したりすることができます。
しかし、子どもが本当に理解できているのか。
どこでつまずいているのか。
なぜその問題を間違えたのか。
そして、今どんな声かけをすれば「もう一度自分で考えてみよう」と思えるのか。
こうした部分には、子ども一人ひとりを見ながら関わる「人」の存在が大切です。
同じ問題を間違えていても、その原因は子どもによって違います。
知識が足りない場合もあれば、問題文の読み取り方に原因がある場合もあります。
「分からない」と言っていても、本当はどこが分からないのか、自分自身でも整理できていないこともあります。
だからこそ、学習では「正しい答えを教えること」だけが重要なのではありません。
子どもが自分で考え、理解し、次は自分の力で解けるようになること。
それが大切なのではないでしょうか。
Compass学習塾が「人が教えること」にこだわる理由
生成AIをはじめ、便利な学習ツールが増えている今だからこそ、Compass学習塾では「人が教えること」にこだわっています。
もちろん、AIなどの便利なツールを否定しているわけではありません。
これからの時代、AIを上手に活用する力も大切になっていくでしょう。
しかし、AIに答えを出してもらうだけでは、子ども自身の「考える力」は育ちません。
Compass学習塾では、先生が生徒一人ひとりの理解度やつまずきを確認しながら、
「なぜ間違えたのか」
「どこまで分かっているのか」
「どう考えれば答えにたどり着けるのか」
を一緒に考えることを大切にしています。
答えをすぐに教えるのではなく、必要に応じてヒントを出しながら、生徒自身が答えにたどり着くことを大切にしています。
それは、テストの点数だけではなく、これから先の高校受験、そしてその先の学びにもつながる力だと考えているからです。
AIを「答えをもらう道具」ではなく「学びを深める道具」に
これからの子どもたちにとって、AIを使わないことが正解とは限りません。
大切なのは、AIをどのように使うかです。
例えば、
「この問題の答えを教えて」
だけではなく、
「自分はここまで考えたけれど、どこが間違っている?」
「この問題を解くために必要な考え方を教えて」
「別の考え方はある?」
という使い方をすれば、AIを「自分で考えるためのサポート役」として活用することもできます。
AIに答えを任せるのではなく、AIを使いながら自分の頭で考える。
これからは、そんな学び方も重要になっていくでしょう。
小学生の頃からAIを身近に使う子どもたち
今回の調査では、勉強や日常生活の悩みについて生成AIを相談相手として利用している子どものうち、34.7%が小学生の頃から利用を開始していることも分かりました。
最も多かったのは「中学1年生」でしたが、「小学4年生以前」「小学5年生」「小学6年生」を合わせると、約3人に1人が小学生の時期から生成AIを相談相手として利用していました。
AIは、子どもたちにとってますます身近な存在になっていくでしょう。
だからこそ、早い段階から、
「AIに任せる」のではなく「AIを活用して自分で考える」
という姿勢を身につけることが大切です。
これからの教育で大切なのは「AIか、人か」ではない
AIと人間をどちらか一方に決める必要はありません。
AIにはAIの得意なことがあります。
そして、人には人にしかできないことがあります。
大切なのは、それぞれの良さを活かしながら、子ども自身が主体的に学べる環境をつくることです。
AIが答えを教えてくれる時代だからこそ、
「なぜ?」
「どうして?」
「自分ならどう考える?」
と問いかけることの価値は、むしろ高まっているのかもしれません。
まとめ
生成AIは、これからの子どもたちの学習にとって、身近で便利なツールになっていくでしょう。
一方で、今回の調査では、
約半数の子どもが勉強や宿題で生成AIを利用している一方、82.2%の保護者が「人による指導が必要」と考えている
という結果が出ています。
そして、学校や学習塾に最も期待されているのは、**「自分で考える力・主体的に学ぶ姿勢」**でした。
AI時代だからこそ、子ども自身が考え、判断し、学ぶ力が大切です。
Compass学習塾では、これからも人が生徒一人ひとりと向き合い、「自分で考えて解く力」を育てることを大切にしていきます。
AIがどれだけ進化しても、最後に学ぶのは子ども自身。
だからこそ私たちは、「人が教えること」にこだわります。
参考
明光義塾「子どもの学びの変化に関する実態調査」
※本記事の調査結果は、上記資料に掲載された調査内容をもとに紹介しています。
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